内科・神経内科・物忘れ外来(メモリークリニック)

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もの忘れ外来(メモリークリニック)

メモリークリニック(もの忘れ外来)は、認知症を対象とした診療科です。メモリーは「記憶」という意味です。認知症の初期症状で最も多いのが記憶力の低下です。ご家族が気づいて受診されたり、ご本人が気になって受診されます。

認知機能は様々な要因で低下します。原因によって治療法や対応策が変わりますので、専門医の診察を受け、しっかりと原因を追及することが大切です。

加齢による正常範囲の低下なのか、認知症なのか、他の病気なのかを診断し、その対応策を患者様・ご家族と一緒に考えていく専門外来です。

「最近、捜し物が増えた」「忘れっぽくなった」「何度も同じ事の確認をする」などの症状が見られるようでしたら、認知症を早期に発見し、治療に結びつけるために是非ご相談下さい。

診察の流れ

主なものをあげると、次のようなものになります。

当院では、通常の診療時間内にメモリークリニックをしております。先ずはご都合のいい日時を電話でご相談下さい。

ご本人に困っていることをお話しいただきますが、普段の様子が分かっているご家族からもお話を伺いたいので、可能なら同行をお願いします。

認知症専門医による詳細な診察、公認心理師による神経心理学的検査、画像検査や血液検査により診断をいたします。

神経心理学的検査(記憶力の確認)は、複数の検査を採用しています。所要時間は40~50分かかるためできるだけ電話での予約をお願いします。予約なしで受診された場合は別の日に来院していただくことがあります。

必要に応じて他医療機関と連携し高度な検査を行うため、検査が数日に渡る場合もありますので、ご了承下さい。

結果とその後の治療方針

通常起こりうる加齢による記憶力の低下なのか、軽度認知障害(MCI)や初期の認知症なのか、認知症とは別の疾患であるのか、総合的な診断を行います。

認知症とは別の疾患であった場合は連携している医療機関にご紹介いたします。
軽度認知障害(MCI)や認知症であった場合は、治療方針をご本人・ご家族と話し合います。

MCIは認知症ではありません。日常生活は問題なく送ることが出来ているのに、ご本人に物忘れの自覚があったり、ご家族から認知機能の低下の訴えがある状態で、1年後には10%の方が認知症へと移行してしまうと言われています。

認知症にはいくつかの型があります。その種類により対処法や介護の関わり方も異なります。症状に合った投薬治療も相談しながら行います。

早期発見・早期対応

認知症およびその前段階である軽度認知障害(MCI)は早期に発見し対応することで、認知症の進行を大幅に緩やかなものにできます。

定期的に経過を観察することで、その特徴とうまく付き合うことができると考えます。患者様ご自身だけでなく、ご家族も共に健やかな生活を送ることができるように病状に合わせた介護の仕方も一緒に考えていきながら治療していきます。